極めて高い品質基準が求められる医薬品原料の長距離定温輸送

案件概要

  • 荷主:大手製薬メーカー様
  • 依頼元:大手フォワーダー様
  • 輸送区間:成田空港 ~ 東北地方
  • 輸送品目:医薬品原料

お客様が抱えていた課題・ニーズ

  • コンテナ1台で数億円規模となる極めて高価な医薬品原料の輸送
  • コンテナとトラック庫内の「二重の温度管理」と、長距離の「2名体制運行」という同業他社が敬遠する過酷な条件
  • 冬場の雪害リスクや、夜間運行中のイレギュラーへの対応

マルシン商事による課題解決

  • 成田空港内の事務所と連携したスムーズな「保税運送」の実現
  • 運送のプロ目線で「作業手順書」を共に創り上げ、属人化しない均一な品質を担保
  • 10年以上にわたり重大事故ゼロを継続し、SLA(サービス品質合意書)基準をクリアする盤石なパートナーシップを構築

他社が敬遠する「二重の温度管理」と「長距離2名体制」

海外から空輸された高価な医薬品原料を、成田空港から東北地方の工場まで陸上輸送するという安全性第一の案件のご相談をいただきました。1運行で数億円、時には十億円規模となる貨物であり、一般的な輸送とは比較にならない厳格な品質基準が求められていました。

特に大きなハードルとなったのが、「二重の温度管理」と「2名体制での運行義務」です。貨物を格納する専用の温度管理コンテナと、トラック庫内の温度をそれぞれ指定温度に設定し、道中の指定ポイントでお客様指定の温度計を目視確認して手書きで記録する、というシビアな要件が課せられていました。また、長距離の密室空間を2名で運行し続けることはドライバーにとって心理的ストレスが大きく、同業他社が「引き受けたがらない」難易度の高い案件でした。

現場に入り込む「手順書の共同作成」と空港常駐の機動力

マルシン商事は、これらの厳しい要件に対し、自社の強みと品質管理体制をフル活用して応えました。

まず、成田空港からフォワーダー様の保税エリアへ貨物を移動させる「保税運送」においては、成田空港内に常駐する専門スタッフが税関やフォワーダー様との煩雑な書類手続きをこまめにサポート。航空貨物を熟知したスタッフの連携により、時間のロスなく確実な出庫を実現しました。長距離運行については、本案件の重要性を熟知したベテランドライバーを固定で配置し、品質を安定させています。

さらに、フォワーダー様から最も高い評価をいただいたことが「作業手順書の共同作成」です。現場に足を運ぶことが難しいフォワーダー様の担当者に代わり、マルシン商事のスタッフが実際の動線やリスクを洗い出し、独自の目線でマニュアルを作り上げました。万が一、夜間にコンテナの電源異常等が発生した場合でも、ガイドラインに沿った正しい運用ルールを徹底し、GDP(医薬品流通品質ガイドライン)要件を守り抜く体制を構築しました。

安心しておまかせいただくために

マルシン商事では、安心しておまかせいただくための安全輸送を第一に考えています。 東北へのお届けで冬場の大雪が予想される際には、数億円の貨物を危険にさらす無理な運行は避けられるようフォワーダー様や荷主様と調整を行っています。こうした「ただ運ぶだけ」にとどまらない、品質を担保するための仕組み作りから入り込む姿勢が評価され、本案件は10年以上にわたる長期的なお取引へと繋がっています。フォワーダー様にとっても、製薬メーカー様にとっても、マルシン商事が「シビアな医薬品輸送でも安心して任せられる、間違いのないパートナー」になり続けられるように、日々徹底した運用ルールを守りつづけます。

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