1台に積まず「複数台に分散」して運ぶ高額医薬品のスポット輸送

案件概要

  • 荷主:大手製薬メーカー様
  • 依頼元:大手フォワーダー様
  • 輸送区間:成田空港 ~ 全国各地
  • 輸送品目:医薬品

お客様が抱えていた課題・ニーズ

  • 1パレットで1億円を超えることもある高額医薬品は1台にまとめて積むと貨物総額が運送保険の補償範囲を大きく超えてしまうため、複数台に分散して積載する必要がある
  • 「明日3台」「全台を自社車両で対応してほしい」という、定期便中心の運送会社では応えられない案件が発生
  • 万が一の車両トラブルに備えて、空車をもう1台随行させる「予備車両」が欲しい

マルシン商事による課題解決

  • フリーで動かせる車両を常時確保したスポット体制により、前日依頼の複数台手配にも全台自社車両輸送可能に
  • 積み込み時の温度・時刻を記録するチェックシート運用と、GPSによる全車両の運行管理で、分散輸送でも均一な品質を担保
  • SLA(サービス品質合意書)締結業者の確保

「複数台への分散積載」+「急なスポット手配」の難しい案件

海外から医薬品を、成田空港から全国各地の拠点へ陸上輸送する案件のご相談をいただきました。本件の医薬品は単価が極めて高く、パレット1枚で1億円を超えることもある貨物です。通常であれば1台のトラックにまとめて積載できる物量でも、そのまま積んでしまうと1台あたりの貨物総額が10億円規模となり、運送保険の補償範囲を大きく超えてしまいます。そのため「1台に積まず、複数台に分けて運んでほしい」というリスク分散のご要望をいただいていました。

分散積載は、そのぶん輸送台数が増えることを意味します。しかも依頼は前日に入ることも多く、「明日3台、すべて自社車両で」という条件に応えるには、定期便でスケジュールが埋まっている運送会社では対応できません。フリーで動かせる車両を常に確保していることが前提となる案件でした。

航空貨物で培ったスポット対応力と、成田空港での確実なオペレーション

マルシン商事は成田空港の航空貨物を「急に届いた貨物を、急いで手配する」ことが当たり前の環境で体制を磨いてきました。4t車・大型車あわせて10台以上をフリー車両として確保しており、急な複数台のご依頼にも、すべて自社車両で対応できるのが強みです。

成田空港では、上屋からの積み込み・フォークリフト作業を自社スタッフが担当。積み込み時の温度・時刻などを毎回チェックシートに記録してお客様に提出し、複数台に分かれても品質が均一になるよう徹底しています。運行中はGPSで全車両の位置を把握し、追突などの万が一を考慮して車間を確保しながら、各車両が高速道路を使用して納品先へ向かいます。

さらに別案件では、高額貨物を積載した車両に万が一があった場合に備え、「空車をもう1台、後ろから走らせてほしい」という予備車両のオーダーにも対応しています。こうした一般的な輸送では発生しない特殊なご要望にも、柔軟に応えられる体制を整えています。

「任せれば間違いない」と言われ続けるために

本案件は、フォワーダー様とSLA(サービス品質合意書)を締結した業者のみが輸送を担う体制となっており、マルシン商事はその締結業者として、月1回・3~4台規模の運行を約10年にわたりコンスタントに継続しています。フォワーダー様のご担当者が交代される際も、決められた運用フォーマットに沿って滞りなく引き継ぎ、「この案件なら、マルシン商事に任せれば間違いない」というポジションを長くお預かりしてきました。これからも高額医薬品の輸送を安心しておまかせいただけるよう、徹底した運用ルールを守りつづけます。

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