生産ライン停止を防ぐ、第4類危険物の緊急長距離輸送

案件概要

  • 荷主:飲料メーカー様
  • 依頼元:大手フォワーダー様
  • 輸送区間:神奈川県 ~ 岡山県
  • 輸送品目: 香料・第4類危険物

お客様が抱えていた課題・ニーズ

  • 品目が消防法に該当する「第4類危険物」であり、対応できる運送会社が見つからない
  • 納品先工場のフレーバー(香料)在庫が底を尽きかけ、生産ライン停止の危機に直面
  • 「朝積み込んで大至急岡山へ届けてほしい」という緊急依頼

マルシン商事による課題解決

  • 危険物輸送に精通したマルシン商事が、危険物車両の通行規制(トンネル等)を回避した最短・安全なルートを即座に設計
  • SDS(安全データシート)やイエローカードの徹底など、法令遵守を前提とした運行で、工場のラインストップを回避
  • 危険物に不慣れなフォワーダー様に対しても適切なルールをご案内し、危険物輸送の専門家として強固な信頼関係を構築

工場のライン停止が迫る中、立ちはだかる「危険物」の壁

フォワーダー様より、「横浜から岡山の工場へ、朝積み込んで大至急フレーバー(香料)を届けてほしい」という非常に緊急性の高いご依頼をいただきました。納品先の工場では当該原料の在庫が尽きかけており、到着が遅れれば生産ラインが完全にストップしてしまうという切羽詰まった状況でした。

しかし、手配には大きな壁がありました。輸送品目のフレーバーが消防法で定める「第4類危険物(引火性液体)」に該当していたのです。危険物輸送は、万が一の事故時の被害リスクが不透明なため、同業他社からは「得体が知れず怖い」と敬遠されがちな分野です。また、フォワーダー様も危険物の国内輸送ルールに明るくないケースが多いものです。本案件でも、「一刻を争う事態だが、どこに頼めば運べるのか分からない」と手配に苦慮されていました。

危険物輸送の10年以上の実績とノウハウ蓄積

マルシン商事は、10年以上の危険物輸送の実績があり危険物輸送のノウハウが蓄積した運送会社です。当社には「危険物取扱者(乙種第4類)」の資格を持つドライバーが4名在籍しており、全車両への消火器搭載や危険物標識の掲示など、法令遵守の装備、運用マニュアル・ルールを標準化しています。

危険物輸送で重要となるのが、ルート設計です。危険物を積載した車両は、海底トンネル等(東京港トンネルやアクアラインなど)の通行が法律で禁止されています。当社では、こうした判断を現場のドライバーの機転に任せることは決してしません。本部が通行規制を完全に把握した上で、法令を遵守しつつ納期に間に合う「安全な最短ルート」を速やかに設計・指示しました。

さらに、マルシン商事では、危険物の扱いに不慣れなフォワーダー様が準備を整えられるよう、必要なものを事前にお伝えしています。危険物の通関と安全確保に必須となる「SDS(安全データシート)」と、万が一の事故対応手順が書かれた「イエローカード(緊急時連絡カード)」の手配をフォワーダー様に依頼しました。ドライバーには伝票とともに手渡し、口頭でも危険物であることを周知徹底するなど、完璧な準備を整えて出発しました。

ラインストップを回避し、「丸ごと任せられる」パートナーへ

本部の的確なルート指示と、ドライバーの安全確実な運行により、荷物は最短時間で岡山県の目的地へ無事到着。お客様が最も恐れていた「生産ラインのストップ」という最悪の事態を回避することができました。

マルシン商事では、危険物の扱いに不慣れなフォワーダー様に対しても、必要な標識や法令ルールを丁寧にご説明し、ご納得いただいた上で輸送を引き受けています。こうした「ただ運ぶだけでなく、コンプライアンスを含めて丸ごと任せられる本部機能」の存在が、フォワーダー様にとっての安心感に繋がっていると自負しています。「難易度の高い案件ならマルシン商事へ」という信頼を得られるよう、日々法令遵守と安全に注力した運送業務を行ってまいります。

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